発がん性を持つ物質が遊離してしまう可能性

グリシドール脂肪酸エステル,安全性

グリシドール脂肪酸エステルが含まれているとして、特定保健用食品に指定されていたエコナが一時的に販売停止をしています。

しかし既に食べてしまったという方もたくさんいますよね。

安全性の面で問題はないのでしょうか。

 

グリシドール脂肪酸エステルは、油脂の精製工程で副生される物質です。

一般的には脱臭の過程で作られてしまうそうです。

このグリシドール脂肪酸エステルの消化する過程で、発がん性を持つグリシドールという物質が遊離してしまう可能性が指摘されています。

そのため欧州を中心に安全性について議論がされているのです。


日本ではグリシドール脂肪酸エステルについて、食品安全委員会で評価が行われています。

健康に有害なレベルにあるかどうか安全性についての評価です。

これを健康影響評価といいます。

平成21年8月24日、9月2日に開催された「食品安全委員会新開発食品・添加物合同専門調査会」でも審議されました。

その結果グリシドール脂肪酸エステル及び、グリシドールの毒性に関する情報をさらに厚生労働省が収集し、食品安全委員会に報告するということで、次回以降に再び審議されることになっています。

 

安全性に問題があるかもしれないものの、現状では危険だと決まっている訳ではありません。

他の食用油にも多少は含まれている物質です。

グリシドール脂肪酸エステルの安全性については、まだ議論が世界各地で続けられています。

今後、どのような結論が出されるのか、その行方に注目したいですね。