食生活に求められる健康と安全

特定保健用食品「エコナ」シリーズについて、株式会社花王は9月17日から出荷、販売を停止すると発表しています。

対象となった製品は食用油の「エコナクッキングオイル」を始め、マヨネーズ、ドレッシングなど全59商品。

これらの製品の中に、「グリシドール脂肪酸エステル」という成分が含まれていたため、問題となっています。

 

グリシドール脂肪酸エステルは発がん性のある物質だと、噂で広まっていますが、それ自体が危険な訳ではありません。

実はグリシドール脂肪酸エステルには発がん性はないのです。

では一体なぜ、今回花王は出荷・販売停止を決めたのでしょうか。

グリシドール脂肪酸エステルは分解し、グリシドールという成分になる可能性があると欧州で指摘されています。

このグリシドールは発がん性を持つ物質です。

つまり細かく説明すると、発がん性をもつ物質に変化する恐れがあるグリシドール脂肪酸エステルが含まれていたため、今回、エコナ製品は販売を自粛することになったのです。

 

エコナクッキングオイルを花王が自主調査したところ、グリシドール脂肪酸エステルなどが、通常の食用油の最大で182倍も含まれているというデータが出たそうです。

健康に気をつけたい人が使う食用油だっただけに、その影響が広がっていると言えます。

花王では消費者からの返品にも応じています。

心配な方は一度、問い合わせをすることをお勧めします。

 

体に脂肪がつき難い油として親しまれていたエコナシリーズだけに、そのショックは大きいものがあるかもしれません。

花王ではグリシドール脂肪酸エステルの含有量を減らし、2010年の2月の販売再開を目指しているそうです。

健康と安全の大切な二つの面を持つ食品が、今私たちの生活に求められているのかもしれませんね。