心身のバランスが崩れてしまった時に・・・

多忙な現代では体だけではなく、心のバランスを崩してしまう人も増えています。
ちょっとしたことでもイライラしてしまったり、落ち着かない気分になったり、精神面が不安定になってしまう人も少なくありません。
そのような状態に陥ってしまった時に、効果のある漢方薬があるのをご存じですか?

 

心身のバランスが崩れてしまった時に、効果があるのが「加味帰脾湯(かみきひとう)」という薬です。
加味帰脾湯は元来、胃腸の弱い虚弱体質で血色の悪い人に使用されてきました。
貧血や心身の過労による、イライラや落ち着きがなくなるといった症状の時に、使われてきた薬なのです。
精神不安や神経症、不眠症にも効果があります。

 

臨床応用としては、

  • 自律神経失調症
  • 不安神経症

などの精神的な病気や、

  • 貧血症
  • 低タンパク血症
  • 血小板無力症

などの症状にも使用されています。
胃腸の病気にも効き目があり、慢性胃腸炎神経性胃炎などにも効果があるとされています。

最近では、眼精疲労に対しての効果も研究されています。
パソコンなどの電子機器を使用する場面が増えたと同時に、眼精疲労や目のかすみ、疲れを感じる人も増加していますよね。
加味帰脾湯を、眼精疲労を感じている人に投与してみたところ、疲労感がとれる、目のチカチカがとれると言った症状の改善がみられたといいます。
特に生理などで血が失われやすい女性に、効果がみられるそうです。
ただし、この場合は原因が明確に分かっている人や、疲労による症状の場合に効果がみられるようです。

 

精神的に参ってしまった時、薬に頼るのは気が引けてしまう人もいるかもしれません。
自然の力でゆっくりと症状を治していく加味帰脾湯なら、安心して服用することが出来そうですね。