様々な効能が配合された漢方薬

加味帰脾湯14の生薬が配合された漢方薬です。

  • 人参(にんじん)
  • 白朮(びゃくじゅつ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 酸棗仁(さんそうにん)
  • 竜眼肉(りゅうがんにく)
  • 黄耆(おうぎ)
  • 当帰(とうき)
  • 大棗(たいそう)
  • 生姜(しょうきょう)
  • 柴胡(さいこ)
  • 山梔子(さんしし)
  • 牡丹皮(ぼたんぴ)
  • 遠志(おんじ)

と言った生薬が配合されています。
加味帰脾湯に含まれている生薬には、それぞれどのような効能があるのでしょうか。

 

人参には中枢の神経を興奮させたり、抑制させたりする作用があります。
疲労回復を促進し、疲れにくい体をつくるのに役立ちます。
その他にも抗ストレス作用、抗胃潰瘍作用と言った、精神面と身体面どちらにも働きかける生薬と言えます。
茯苓にも同じく抗胃潰瘍作用が、大棗には抗ストレス作用があるとされています。

白朮には炎症を抑え、消化性の腫瘍を改善する働きがあります。
白朮黄耆遠志にはインターフェロンを誘起作用もあります。

 

竜眼肉酸棗仁には鎮静作用が備わっています。
酸棗仁にはさらに胃液の分泌を抑える働きがあります。

 

当帰には人参と同じく抗炎症作用、中枢抑制があります。
生姜には抗けいれん作用、唾液分泌亢進作用、腸管内輸送促進作用がそれぞれ備わっています。
柴胡は脂質の代謝を改善する働きが、山梔子には学習行動、性行動の低下を予防する働きがあります。

 

牡丹皮は鎮痛、鎮静作用のある生薬です。
月経困難症の改善にも役立ちます。

 

疲労や貧血、ストレスなどに効果のある加味帰脾湯には、様々な働きを持つ生薬が含まれているということがよく分かりますよね。
緩やかな働きの漢方薬は、体に大きな負担をかけずに症状を改善するという特徴があります。
その長所を活かし、上手に漢方薬と付き合っていきたいですね。