5つの段階に分けられる意識障害

肝性脳症,症状

肝性脳症の症状は意識障害が中心となります。
様々な精神症状と運動系の症状が表れるのです。

 

肝性脳症は5つの段階に分けられます。

 

第一段階では、睡眠リズムが逆転し、周囲の物事に無関心になります。
多幸気分になったり、抑うつ状態になったりします。

だらしない態度になるという特徴があります。

 

第二段階では、見当識障害が起こります。
お金を撒く、暴言を吐くなどの異常行動が表れます。

計算や書き文字に障害がみられ、羽ばたき振戦が起こるようになります。
羽ばたき振戦とは腕をのばす時や手のひらを開く時に、不規則に震える状態のことを指します。

興奮状態がなく、尿や便を失禁することはありません。

 

第三段階ではほとんど眠った状態になります。
外的刺激に対しての反応はありますが、呼びかけで起きることが難しくなります。

時として譫妄状態になったり、暴れたりすることもあります。
医師の指示に従わない、従えない状態になります。


第四段階では完全に意識のない状態になりますが、痛みに対しての反応はあります。
払いのける動作や顔をしかめるといった反応を返します。

 

第五段階ではすべての刺激に対して反応しなくなってしまいます。

 

肝性脳症の発症初期段階で発見できれば、その後の治療がスムーズに進みます。

  • 人格や行動、思考に変化が表れる。
  • 気分が変化しやすく、判断力が鈍る。
  • 睡眠パターンが変化する。
  • 息がカビ臭く甘ったるい臭いになる。

このような症状が表れたときは、肝性脳症の可能性がありますので、医師に相談することをお勧めします。