自分の子供が欲しいという願い

ロキタンスキー症候群は膣が欠損し、95%の人が機能性子宮を持たない病気です。

一般的に妊娠は出来ないとされています。

しかし、ロキタンスキー症候群は膣や子宮に問題があっても、卵巣は正常に機能している場合がほとんどです。

卵巣が正常に機能しているので、当然卵子も正常に作られています。

つまり、ロキタンスキー症候群は代理出産という形であれば、自分の子供を作ることが可能なのです。

 

代理出産は日本ではまだ理解が少なく、法的に規制こそされていませんが、医師の自主規制ということで実施されてきませんでした。

しかし、今回長野県の「諏訪マタニティークリニック」で代理出産された際、国内で初めて戸籍上実子と同じように扱われる特別養子縁組が認められました。

娘夫婦の受精卵を代理出産したのは実母でした。

娘は卵巣があるものの、生まれた時から子宮がないロキタンスキー症候群だったそうです。

そのため、卵子と夫の精子を体外受精させ、受精卵を実母の子宮に移植するという方法がとられました。

2008年2月に出産したそうです。

代理出産時、娘夫婦は20歳代後半、実母は50歳代後半でした。

 

特別養子縁組が組まれるまでの流れとしては、まず実母が自身の「子供」よして、出生届を提出。

その後、娘夫婦との間で特別養子縁組を組めるように家庭裁判所に申請し、今年に入ってから受理されたそうです。

 

不妊に悩む人にとって代理出産は最後の切り札とも言えます。

確かに倫理的な問題や、代理出産に伴うリスクなど課題も多く残されています。

 

課題を残しながらも代理出産に期待を寄せる人も数多くいます。

現状ではまだまだ代理出産に関する知識や情報は不足しています。

まずは社会的に理解を広めていくことが、大切なのかもしれませんね。