体だけでなく心の問題も抱える病

ロキタンスキー症候群は膣欠損に伴い、様々な症状が表れます。

 

通常であれば思春期になると、月経が訪れます。

しかし、ロキタンスキー症候群の患者の95%は、月経が訪れません

これは月経を起こす機能性子宮を持たないためです。

 

稀に膣欠損でありながら、機能性子宮を持つ場合があります。

その場合、通常と同じく思春期以降、月経に伴い子宮や卵管へ月経血が溜まります。

しかし、膣が欠損しているため月経血が外に出ることが出来ません。

そのため、月経血を見ないままに、周期的な腹痛を繰り返す月経モリミナという症状が表れます。

これは子宮や卵巣などが正常である場合に起きる症状です。

月経モリミナが起きても起きなくても、卵巣機能は正常に働いています。

卵巣機能は正常なので、外陰部、乳房、第二次性徴の発育は正常に行われます。

 

また、ロキタンスキー症候群は機能性子宮のある無しに関わらず、性交渉に障害を感じることがほとんどです。

膣が欠損しているため、性交渉が不十分になってしまうのです。

この症状を改善するには、膣形成手術などを行います。

 

思春期になっても月経が訪れない場合には、ロキタンスキー症候群の疑いがありますので、医療機関を受診しましょう。

ロキタンスキー症候群は、体や女性としての機能だけの問題ではありません。

時には深く心に傷を負ってしまうこともあります。

きちんと心のケアを行うためにも、専門的な知識のある病院で受診することをお勧めします。