治すためには手術が必要

膣の一部やもしくは全体が欠損しているロキタンスキー症候群。

ロキタンスキー症候群には治療法がないのでしょうか。

 

現在、ロキタンスキー症候群の治療には手術療法しかありません。

主な術式は

  • フランク法
  • マッキンドー法
  • ダビドフ法
  • ルーゲ法

の4つの術式です。

フランク法とは、膣の前提を経ガールなどで押し、膣腔を形成する方法です。

形成された膣腔は、その後拡張します。

マッキンドー法は、観血的に膣腔を形成する方法です。皮膚移植により、膣壁を作ります。

ダビドル法も観血的に膣腔を形成する方法です。骨盤腹膜を利用して、膣壁を作ります。

ルーゲ法もマッキンドー法、ダビドル法と同じく観血的に膣腔を形成します。

ルーゲ法の場合、その後回復してS状結腸を切り離し、膣管として利用します。

以上4つの方法が従来行われてきましたが、近年では腹腔鏡下手術が行われることも増えてきました。

患者にかかる負担を軽減し、骨盤腹膜やS状結腸を使った手術が可能となっています。

 

このような手術の後には、膣管の状態を維持する必要があります。

定期的な性交渉やプロテーゼにより、状態を保たなければいけません。

プロテーゼとは筒状の拡張器具のことを指します。

手術を行う時期は、性交渉を行うパートナーができてからの方が望ましいとされています。

 

ロキタンスキー症候群は性交渉に障害を持つ症状です。

しかし、夫婦生活を行う上で性交渉は欠かせないものの一つですよね。

手術は決して楽なものとは言えませんが、結婚を考えた上で受ける患者さんはたくさんいます。

よりよい毎日が過ごせるように、今後さらに医学が発展することが期待されているのです。